こんにちは、米屋辰五郎です。前置きもなく、いきなりの写真で申し訳ないですが、皆さんは、一目でこれが折り鶴(3Dプリンターで造形したものですが)だと判ると思います。
さて、折り鶴を知らない人、たとえば海外の人(最近はかなり知られていると思いますが)に伝えたい時はどうしましょう?
私が言うまでもなく、3Dプリンターで出力して、触ってもらうのが一番ですね!
文章で伝えようすると…「先ず、折り紙という正方形の紙がありまして、これをこうしてああして折ると、こういう形になります。で、鶴の形に見えますよね?」と、結構、難しいかもしれません。何より、外国語の壁があります。英語、中国語、アラビア語とさまざまな言語、機械翻訳では伝わらないニュアンスもあります。
写真を出せば、とりあえず言葉は要らないかもしれません。これは何か?と興味を持って貰えて、折り鶴を欲しいと言う人も要るかもしれません。しかし、手に持った感覚までは伝わりません。
折り方を教えて折ってもらう(結構ハードルは高いかも)、折った物を相手に送るという手段もありますが、今や3Dデータを共有して世界の隅々まで伝えることが出来ます。
http://www.thingiverse.com/thing:541095
例えば、3Dデータ共有サイトの一つであるMakerBot Thingiverseに折り鶴のデータをアップしますと、世界中からアクセスがあり、興味のある人は3Dデータをダウンロードして自分の3Dプリンターで造形してくれます。また、何個か造形して、友達にプレゼントしたという方も居ます。折り鶴が、世界中に伝わっていく一助となれば嬉しいことです。更に興味を持ってもらって、実際に折り紙で折って貰えれば、最高に嬉しいですね。
触れる、手に持てるというのは、とても簡単にその物の情報を伝えられるのかもしれません。あたらしい伝え方だと思います。