鉄と錆とPLA】3Dプリンターの造形物に鉄の質感を出そう!その2・鉄塊兎編

こんにちは、廃墟と化した米軍基地と鉄工所の近くで育った米屋辰五郎です。

鉄工所のトタン屋根や、米軍基地の朽ち果てたレーダー、錆びたドラム缶やパイプが思い出されます。錆色の少年時代です。

【鉄と錆とPLA】第二弾の今回は、origamix_rabbitを前回と同様にPLAで造形して鉄と錆の塗装を施しました。

今から50年後に発掘されたとイメージして、変形、傷跡、錆などを施そうと思います。

データを弄って金属の質感を施す

元のデータはこちらThingiverseでシェアさせて頂いておりますorigamix_rabbitです。Thingiverseに投稿される方達の造型技量は高く、積層痕も目立たぬように、とても綺麗に造型されてます。

さて、今回は、間逆のことをやろうとしてます。造形物の表面は荒れ、糸を引き、エッジは欠け、あちこち穴が開き……要は、私の調整不足の自作マシンで散々作ってはゴミ箱行きになった造形物を再現するだけのこと(笑)

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前回と同じく、Touch 3D Stylusを使って、表面に傷穴をランダムに施しました。大体、エッジから崩れて行くだろうと意識しながら、削ったり、凹ませたりして行きました。

この際、FDMの特性を考えて、オーバーハングや穴の大きさ、傷口の幅などを考慮するなんてことは、全くやってません。無茶な形状が、更なる造型の荒れっぷりを引き出します。

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というわけで、フィラメントにPLAを使用して3D造型をしました。耳が欠けているのは、Touch 3D Stylusで耳の先を細かい穴だらけにしたため、造型出来なかった結果です。結果として、何気に良い朽ち果てっぷりなので、良しとします。

鉄色の塗装を施す

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塗装は、模型用の塗料、MrHobbyメタリックカラーを使用し筆塗りしました。明るさの違うメタル色を使い、凹んでる部分は暗く、凸の部分は明るくするとよい感じになります。
顎の下など、造型が荒れている部分は、何か熱による変形のような感じになりました。積層痕も、欠けた耳の部分も、複雑になって情報量が増します。
なぜ耳が欠けてるのか?など、見た人に想像力を惹起させられればと思います。

錆と埃の塗装

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パステルを粉末状にして、アルコールで溶いて錆びそうな箇所に塗っていきます。(粉末状のパステルはピグメントとして模型用に販売されてるものもあります。)
何色か用意して、自然な感じになるように気をつけます。橙色と茶色を使用しましたが、徐々に混色して行き、色と色との境界が目立たぬようにすると良いと思います。
錆の部分が終わったら、明るい砂色で、埃の付きそうな部分を塗ります。積層痕に浸透しますので、アルコールで薄めに溶いて、筆で乗せていくと、埃がこびり付いた様になります。

完成

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生き物をモチーフにしてますので、かなり痛々しい感じがします。

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お腹の部分です。荒れた積層の溝に、パステルが浸透して複雑な模様となりました。何があったのかと思わせるグロテスクさもありますが。

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千切れた耳を上から。ボロボロです。

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それでも鉄の魂を持って二本足で立ち続ける兎であります。
光の当たり具合によって、見え方、表情が変わったりします。

さて、うちの庭にでも埋めておこう。50年後に発掘されるかもしれず。

2015-05-20 | Posted in Blog, MakeComments Closed 

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